テザリングをイメージしてほとんどの人が最初に思い浮かべるのが、Wi-Fiを利用した方法です。
Wi-Fiテザリングを利用すると携帯の電波が届いている場所ならどこでもパソコンやタブレットをインターネットに接続することが可能になります。
今回はそんなWi-Fiテザリングを使うための設定方法を、AndroidとiOS(iPhone)の両方の場合で紹介します。
1.必要な物はスマホとパソコンのみ
Wi-Fiテザリングを行うために特別なものは必要ありません。スマートフォンとパソコン(タブレット)があれば誰でも利用できます。
スマホに標準装備された機能なので、料金も全くかかることはありません。使っていない人は絶対に損です。ただし、au・ソフトバンクではテザリングをするために月額のオプション料金がかかります。いわゆる二重取りになっており無料ではありません。
2.Wi-Fiテザリングの設定方法
Wi-Fiを使ってテザリングを行うためには、以下の2つの設定が必要になります。
- スマホのアクセスポイントの設定
- パソコンでのインターネットアクセスの許可設定
イメージとしては、無線LANをパソコンなどの設定する感じと一緒です。
2-1.アクセスポイントの設定
Wi-Fiテザリングでは、文字通りスマートフォンを無線LANのようにWi-Fiポイントとして利用します。そのためには、スマホでアクセスポイントの設定を行うことが必要になります。
それぞれAndroidとiOSの場合に分けて説明します。
Androidの場合
「設定」画面から(「その他」→)「無線とネットワーク」の画面にアクセスして、「テザリング」をタッチします。
テザリングの設定画面が表示されるので、「Wi-Fiアクセスポイントをセットアップ」からアクセスポイントの設定を行います。
設定することは3つです。
- ネットワークSSID:パソコンの接続可能なネットワーク一覧に表示される。適当な名前でOK。
- セキュリティ:機種によって設定可能なセキュリティが違う。基本的には1番ガードが硬い1番下に表示されているものを選択。
- パスワード:8文字以上の英数字で記載。後でパソコンの設定に必要。
入力し終えたら保存します。
テザリングの画面に戻って、Wi-Fiアクセスポイントの右側にチェックを入れればAndroidの設定は完了です。
iOS(iPhone)の場合
ホーム画面の「設定」にアクセス→「モバイルデータ通信」→「インターネット共有」→インターネット共有の項目を「オン」→「Wi-FiとBluetoothをオンにする」でiOS側の設定は完了です。
2-2.インターネットアクセスの許可
アクセスポイントの設定を行ったことで、スマホは無線LANと同じ状態になりました。あとはパソコン側で電波を受信するためにインターネットアクセスを許可するだけです。
今回はWindows版のパソコンで設定を行ってきますが、タブレットやMacでもWi-Fiを設定した時と同じように電波を見つけてパスワードを入力するだけで簡単に認証できるので、試してみてください。
デスクトップ下メニューの右側から▲アイコンをクリックして、「インターネットアクセス」のアイコンを開いて選択します。
ネットワークの画面が開けたら、先ほど入力したネットワークSSID名が表示されているのでクリックします。iPhoneの場合は、○○のiPhoneなどのiPhoneだと分かる名称になっているはずです。
次にセキュリティキーの表示が現れるので入力しましょう。
以上で、パソコン側の設定も完了です。